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婦人科

卵巣の病気

卵巣のう腫

通常の卵巣はうずらの卵ぐらいの大きさです。

排卵する卵子を育てるために月経サイクルのなかで卵巣は日常的に膨らみしぼむ変化がみられるので、卵巣はとても腫れやすい臓器といえます。7cm程度まで大きくなると手術することが多いです。

漿液性/粘液性卵巣のう腫

いくつかの袋が集合した場合やのう腫壁が厚いと悪性の可能性があります。

チョコレートのう腫

卵巣に出来た子宮内膜症が月経のたびに出血となって溜まり袋状に腫れる状態を、卵巣チョコレートのう腫といいます。

腫れが大きくなると排卵しにくくなったり、破裂して強い腹痛が生じたりするほか、長期間放置するとガンに変化する場合もありますので慎重な経過管理が必要です。

皮様のう腫(奇形腫)

皮膚を構成する組織(毛髪・皮下脂肪)や歯・骨などの成分が潜りこむ腫瘍で、ほとんどが良性ですがまれに悪性の場合があります。

多のう胞性卵巣

ふつう月経サイクルにおいて片側の卵巣の1つの卵子を育てるために、1つの卵胞(卵子を育てる袋)が成熟します。

この卵胞が一度の月経サイクルで複数できてしまうことにより排卵に至らないため妊娠できなかったり、月経サイクルが長くなったり、無月経となったりすると多のう胞性卵巣症候群といいます。妊娠を急がないかたには規則正しい生活や体を冷やさないようにして代謝を高め、自律神経の調整力を高めることでホルモンバランスが改善され効率よく卵胞を成熟させて月経周期を整える方針とします。

妊娠を急ぐ場合は、排卵誘発剤を使用して妊娠機会を増やす方針とします。

卵巣出血

月経サイクルの排卵によってできる卵巣の傷から出血してしまう状態を卵巣出血といいます。

少量であれば月経のある女性なら誰にでも起きる可能性がありますが、性交渉の刺激などで出血が大量になると急激な腹痛・低血圧・ショック状態となる場合があるので早急に産婦人科の受診が必要です。

卵巣がん

卵巣は「沈黙の臓器」といわれ、卵巣に病気があってもかなり進行するまで気づかない場合が多く、死亡率が高い病気として知られています。

月経サイクルで排卵により卵巣は傷つき修復を繰り返している過程で卵巣表面の細胞が異常に増殖するようになるのが卵巣がんといえます。女性のライフスタイルが変化して、昔と比べて結婚・妊娠年齢が上昇し妊娠回数も減少しているので、妊娠や授乳で途絶えていた月経の機会が多くなったことが卵巣がんを発症する頻度が増えた原因とされています。

子宮がん検診を受診する際に、同時に超音波検査で卵巣が腫れていないかをチェックすることで早期発見につながる場合が多いです。

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